【更新】アウトドア・キッチンの打ち合わせ〜経過報告〜

夢のアウトドア・キッチン作り。そのキッチン作りは、現在住んでいる我が家のオーダー・キッチンを依頼したamstyle(アムスタイル)に再び依頼することにしました。

2011年に作ったキッチン。もうすぐ丸7年となりますが、使いやすいです。デザインも飽きがこないし。

それに何と言っても、メンテナンスのフォローがしっかりしている。結構、不具合って出てくるもの。それに対して、すごく素早く&丁寧に対応してくれます。そういうところもすごく気に入っているので、他のメーカーさんではなく、アムスタイルさんと一緒に作りたいと思ったのでした。

>>アムスタイル

1回目(11月下旬):優先順位と希望を伝える

11月下旬。ツナシマ商事でバイキングのアウトドア・バーベキューグリルの実機を見た翌日、初回のお打ち合わせにアムスタイルへ伺いました。

関連記事>>>バイキングのアウトドア・バーベキューグリル

初回は、やりたいこと優先順位を伝え、あとはデザイナーさんにお任せしてデザインしていただきます。

伝えたことは・・・

・アウトドア・キッチンであること
・バイキング社のアウトドア・バーベキューグリル・マシーンを導入すること(これを中心にデザインしてほしい)
・コスト重視(予算内に!)
・色は黒あるいはグレー

シンクの場所は右側で・・・
シンクとグリルとの距離は○○cmに・・・

我が家は、そういうリクエストはしません。プロの提案が聞きたいので、こちらの希望・要望だけをまずは伝えます。後で微調整はいくらでもできるのでね。特に、今回はセカンド・ハウスであり、民泊物件。なので、<コスト重視>を強調しました(笑)

次回は2週間後。どんな提案がされるのか、楽しみだわ♡

2回目(12月上旬): 問題がふつふつと浮上

2回目までの打ち合わせで、新たに欲しくなったものがありました。それがデンマークのmorso(モルソー)のアウトドア・薪オーブン!事前にデザイナーさんにお伝えして、デザインをあげてもらいます。

関連記事>>>morusoのアウトドア・薪オーブンが欲しい!

図面が出来上がると、一気にアウトドアキッチンのリアル感が増しますね!ワクワク♡
アウトドアということで、オール・ステンレス。ピカピカのクールでスタイリッシュになります。そして、サイズは5m超え!大きなキッチンをデザインしてくれました。

でも、デザイナーさんと話を進めると、問題が色々と浮上してきます。

(1)薪オーブンは、どこに設置するのか。ワークトップに置くor可動式台

(2)バイキングのバーベキューグリルのガス問題。都市ガスにするか、プロパンにするか。

(3)シンクをつける場合は、排水も必要。排水設備はあるのか。

(4)ステンレス製の素材は、錆に強いと言われているが、やはり「雨よけ」は必要。雨よけ対策はどうするか?

 

(1)どこに置く???
幅約1メートル、重さ約100キロの巨大なアウトドア・オーブン。ワークトップに余裕なスペースがあるならば、ワークトップに置きたいと伝えました。

(2)都市ガスか、プロパンガスか。
これは本当に悩みました。湘南地区はまだまだプロパンガスを利用している家庭も多い地区。湘南のお家は、旗地なので道路から母屋までの距離が非常に長いです。ですが、ラッキーなことに、祖父母は都市ガスを引いて置いてくれてました。

庭に都市ガスの配管を新たに設置するか、それともプロパンガスを利用するか。

まずは工務店のCさんに相談してみました。もともと建築図面のないお家。地中の上下水道や都市ガスの配置は全くわかりません。アウトドアキッチン設置予定の5mくらい先にお風呂場があり、給湯器は見えてます。とはいえ、新たに配管を設置となると、プロパンよりはコストが膨らみますね〜との回答をいただきました。

なので、プロパンガス利用を選択。ガス缶2つ分をキッチン内部に隠すようなデザインでお願いしました。

(3)シンク問題
キッチンとなると、「水」は必須。バーベキューしたら手は汚れるし、洗い物だって出てきますからね。

設置希望箇所の近くに、水やり用の蛇口があるのは知っていました。でも、「排水口」ってあったっけ?確認してみると、排水なしの、蛇口だけ〜(苦笑)。シンクなしキッチンは、明らかに使い勝手が悪いので、シンクをつけたい旨を工務店さんに連絡を入れました。

(4)雨よけ対策
ステンレスは丈夫な材質といえど、傷などついたら、そこから錆びるとのこと。アウトドア(屋外)に設置ですからね〜。風で砂や土など吹きあたります。イメージ的には横長の物置きみたいに扉が開閉、鍵もつければ防犯対策になっていいな〜と思い、これまた工務店さんに相談。

コスト重視なので、材質はこだわりませんと伝え、お見積もりをお願いしました。

(*)その他の諸問題、変更点
・水栓が、グローエのものでなんと6万円!それもアウトドアに利用するので、壊れる可能性が高いとのこと。それなら初めから、数年で交換を前提にして、安いもので十分!とイケアの水栓から選んでもらうことに。イケアはどれも約1万円程度。1/6のコストです〜(笑)

・キッチン内部の面材。屋根をつける方向ならば、内部までステンレスにする必要はないかと思いました。なので、内部はそこそこ湿気に強い面材に変更。コストを下げてもらいます。

実は、打ち合わせ中もずっと、都市ガスvsプロパンガス問題が、ずっと頭に引っかかっており・・・プロパンガスのメンテナンスについて調べてもらうことになりました。

3回目(12月下旬) 問題はひとまず解決へ?!

前回の打ち合わせで一番心に引っかかっていたのことが、プロパンガス。使ったこともないし、使っているお家も知らない・・・
一体、メンテナンスとかどうしてるんだろうなってとても気になりました。

アムスタイルさんからの回答によると・・・

値段:ガスボンベ1本(5キロ)15,210円、ガス補充(1本分)2,160円

補充方法:5キロのガスボンベの補充は自分でガスボンベをガス屋へ持っていき、補充。
内部のガスが5キロ分なので、容器も入れて10キロ弱

設置:2本つなげての設置は可能

いやはや・・・近所にプロパンガス屋さんはあるいいますが、自分で10キロ弱の容器を持ち込んで補充って無理でしょ?ランニングコストを考えると、お金をかけてでも都市ガスだ!と判断。工務店さんにも連絡を入れました。

で、都市ガス採用で出来上がったデザインがこちら(上の写真ね)。

・浄水器
あれ、蛇口増えてる?まず気になったのは蛇口の数。浄水器用だと言います。飲み水は、ウォーターサーバーを設定予定だったので、浄水器は削除をお願いしました。

・キッチンの開放部分
わたしはお掃除が好きじゃないので、見える収納が大嫌い。なので、全部隠したいんです。薪を収納する場合は風通しが良いところそうですが、薪を収納するかどうかは後から考えたいので、全て扉をつけてもらうことにしました。

・屋根問題
工務店さんにお願いしたキッチンの屋根。その後何度か工務店さんとお話をすると、単純に屋根と壁を作れば良いというわけにはいかないのだそう。さらに、グリルマシーンを設置しているのですから、換気扇も必要に!かなりオオゴトになってきました。自分でネットで調べてみると、プレハブ?小屋だって、100万円単位でします。

あ、これは無理〜

屋根をつけることは諦めました(笑)。屋根なしでどうするか、デザイナーさんと相談。この5mもあるキッチンを覆うカバーを作ってくれるそう。ほっとしました^^。

ちなみに、防犯対策はセコムかアルソックなどセキュリティ会社を入れることに。そうすれば、アウトドアキッチンだけでなく、家の雨戸も、そんなに頑丈にやらなくても大丈夫だしね。一石二鳥か?(笑)

*そのほかの変更依頼

・いよいよキッチン内部の詳細を詰めに。
カトラリーなどの引き出しの設置、生ゴミを一時的に入れておけるゴミ箱専用引き出しなど、設置。

・鍵をつき
防犯もありますが。自分たちだけで利用したものを入れておくために、扉を鍵付きにしてもらうことにしました。

・コンセント
電気が来ているので、コンセントをつけてもらうことにしました。ハンドミキサーとか使いたいからね。

 

建築家のアドバイスをもらう

キッチンの打ち合わせと並行して、リフォーム業者との打ち合わせも進んでいます。(別記事で執筆中♪)
どちらも大体の方向性が見えて来たので、ここら辺でプロの意見を聞くべく、建築家の意見をもらいに行きました。

現在住んでいる新築マンションのリフォームでお世話になったトレス建築事務所の清水梨保子(しみず・なおこ)さんです。

>>>トレス建築事務所

 大体の煮詰まってくる日程を見越して(笑)、12月上旬に予約依頼。それでも、最短で1月の中旬!それも2日間しか候補がなかったです。そのたった2日間でもラッキーなことに1日だけ予定があう日があって、するっとお会いしてもらえました。7年前も売れっ子で予約困難でしたが、さらに予約困難。本当にツイてました(笑)

フォト生でもあった梨保子さん。気心知れているというのもありますが、やはり一番尊敬するところは、引き出しの多さ的確なアドバイス。親戚に建築家がいますが、彼女は段違いに素晴らしい。建築家というと(うちの親戚なんだけど)、自分の意見・やり方を強引におしつける傾向にあると思うのです。彼女の場合は、まずそれがない!これ大事だと思う。私のやりたいことをじっくりと聞いてくれて、それにはどうしたら良いのか、その道順を、それも最短の道順を教えてくれるのです。

選択肢がはっきりしているし、その選択肢になった理由が明確。だから、こちらは選びやすい。

アムスタイルさんとのアウトドア・キッチン構想。
私自身はアメリカのレジデンス・ホテルでの宿泊経験程度だし、デザイナーさん、アムスタイルさんにとっても初めてのアウトドアキッチン。お互い手探り状態です(苦笑)。

そんな時に色々とアドバイスをいただきました。

・シンクは2つ
大人数を想定するならば、たとえ紙皿・紙コップを使うと考えても、2箇所あった方が良いとのこと。確かに、何かと洗い物って出ますからね。キッチンの左右に2箇所作り、それも3方向から使えるようにすると作業がはかどります!

・ゴミの容量
キッチン内部に引き出しを設置。そこへ生ゴミを一時的に保管できるスペースを確保しました。が、本当にそのスペースだけで足りる?ってこと。これもね、現在我が家に併設しているゴミ箱スペースとほぼ同じ程度。これが最大8人で利用することを想定すると、絶対に足りない!

それに、引き出しを毎回引いてゴミを入れるのか?という問題も。面倒臭いよね・・・。外に大きなゴミ箱を置くようにして、キッチン内部は他に利用する方向にしました。

・キッチンの巨大カバー
キッチンのカバーって、どうやってかけるの?素材は??
そんな質問を受けました。素材が重くても軽くても、風で裾がめくれ上がる可能性があります。また、雨が激しく降ったとき、地面からの跳ね上がりでキッチン内部への雨が侵入する可能性もあります。

そこで、基礎のコンクリートを下から立ち上げ、その上にキッチン本体を設置。その立ち上がったコンクリート自体に「歯止め」何箇所をつけてそこにカバーを引っ掛けるというやり方を提案してくれました。台風だってやってきます。その度に、キッチン内部までビショビショになるのは勘弁してほしいですからね。

・電気のコンセントの設置場所
電気を引っ張ってくるので、コンセントを作ろうとは思っていました。キッチン背面に、外部用のものを2〜3箇所つける方が良いと提案してくれました。

そのほか、エクステリアの床の素材についても相談。良い選択って褒められました。
これらのアドバイスを持って、次回4回目の打ち合わせに臨みます。

4回目(1月下旬):最終すり合わせ

建築家の清水さんのアドバイスから、自分なりに優先順位をもう一度再確認して参加しました。とにかく今回は「予算ありき」なので、あれもこれも追加することはできませんから〜。

・Wシンク
シンクを2つ作ること。これは最優先でした。が。やはりデザイナーさんとお話しすると、追加コストが大きくかかりますとのこと。どうする?どうする??と相談。最終的に、シンクを約10cmほど拡大し、水栓を2つ用意。3方向からアクセスできる場所に配置することで解決です。約1mも幅があるので、これで3方向からアプローチできれば、大丈夫かなって。

とはいえ、「大きくする=お金かかる」です。水栓も増えてしまったし。

その分、コスト削減をしないといけません。
削減したところは
・ゴミ箱スペースの撤去。引き出し→普通の棚&扉に。
・タオルかけ用のステンレスバーを撤去。これも結構なお値段なので、やめてしまいました。

・キッチンの巨大カバー
素材はキャンプのテント用の生地で防火対応のものを提案してくれました。かなりぴったりサイズで作り上げるとのことなので、風などでめくり上がらないとは言いますが・・・「コンクリートの立ち上げ部分作成案を伝えてみると、それはそれでコストがかかることが判明。なんとか巾木の部分に留め金をつけてもらえると言うことで、決着しました。

そして、コンセントの位置も背面に設置ということで話し合い終了。
これで、最終デザインとなり、最終お見積書が出来上がってくることになりました。

続きはこちら。関連記事>>>アウトドア・キッチンのお見積書

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空き家や実家、相続などで受け継ぐ不動産があるならば、一度査定してもらった方が目安になります。

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