昨年2018年に施行された民泊新法。
ガイドラインに目を通したら、想定よりも制度が厳しく、手続きも面倒なものでした。
湘南ハウスは、JRの駅から徒歩15分、海まで徒歩15分。
海が見えるわけでもない。決して良い立地じゃないです。
ざっくりと利益やコストを計算すると、赤字の予測結果に・・・。
でもね、よくよくガイドラインを読み込んでみた結果。
申請が通りやすく、民泊を運営できる方法 に気がついたのです。民泊を一度諦めた理由
当初、ワタシが目指した民泊のやり方は、まるごと一軒家貸しでした。
実は、それが難易度を上げていた!
民泊には、ざっくりと4つの形態があり、その形態によって準備や運営条件は異なります。
形態を決める最初の分かれ道が、戸建てか、共同住宅か。
そして、それぞれの状態で、家主が不在か、不在じゃないか。
まとめると、こんな風になります。
パターン1:戸建て&家主不在でない
パターン2:戸建て&家主不在
パターン3:共同住宅&家主不在でない
パターン4:共同住宅&家主不在
*消防庁の民泊における消防法令の区分がわかりやすいので、お写真、お借りしました。
イメージ的にはこんな↑感じです。
4つパターンに加え、さらに宿泊者の居住面積が50㎡以下であるか、ないかという条件がでてきますが、ざっくりと上の4つのパターンで、民泊運営の難易度が変わると考えてよいかと思います。
その難易度ですが、パターン1<2<3<4となり、パターン4が一番難易度が高くなります。
民泊新法が施行される前、Airbnbなどで荒稼ぎしたスーパーホストたちは、ほとんどがパターン4<共同住宅&家主不在>の運営形態でした。
つまりは、ホストは、マンションの一室を借りて、ゲストにはセルフチェックイン&セルフチェックアウトをしてもらう。そして、ゲスト退去後は、ハウスクリーニング業者に清掃などしてもらい、自分がその場にいなくても、運営できる方式です。
まあ、この形態によって、近隣トラブルが多発。
その経緯もあってか、今では一番厳しい条件下での運営になってしまったのかもしれませんね。
さて。
私が当初やりたかった民泊スタイルは、パターン2<戸建て&家主不在>。
私たちが家を使っていないとき、まるっと一軒家ごと貸したかったのです。
この場合、民泊新法の下では 必ず「住宅宿泊管理」をしてくれる業者に業務の委託する必要 があります。
つまり、自分で管理しないで人に任せなくてはいけないということ。
私自身、人にお任せするのは大好きです(笑)
でもね、お任せするってことは、費用がかかるわけですよ。
4DKの一戸建ては、それなりに広いので、清掃を含めた管理コストも高くなるのです。
たいした利益も出ないのにわざわざ民泊で人に貸す必要はあるのか?
そんな風に考えてしまい、いったん民泊は諦めることにしました。
湘南に移住を決意。個室貸しの民泊をやってみようと思います
湘南のお家はいわゆるセカンドハウスだったので、<一軒家貸しの民泊>しか考えられないと思っていました。
ですが、この2019年夏。
家族会議で「湘南に移住」が決定。
ちょうど今年にはいってからは、妹家族、兄家族、友人や仕事仲間とたくさんの人が宿泊しにきてくれるようになり、<個室貸しの民泊>でもいいんじゃない?と思うように。
(上記の4つのパターンで言うならば、パターン1の民泊スタイル)
日本は、文化的に「家の中に、他人と同居なんて・・・」という考える方がまだまだ多いようですが。
私もオットも、あんまりそういうことを気にする人間でなかったことに、改めて気がつきました(笑)。
ちょうど家の造りは、もともとある母屋+増築部屋という形。
民泊でお貸しする個室は、母屋部分の二部屋(14畳)と縁側部分とし、縁側の端で仕切ると、セミプライベート感がでてきます。
個室貸しだと、台所とダイニングスペースは共有となります。ですが、庭にアウトドア・リビングとして食事ができるスペースが2箇所(現在はまだ1箇所のみ完成)あるので、好きな場所で食事できるスタイルに。これもセミプライベート感でるかなっと。
現在、和風庭園の中のダイニングエリアをプランニング中。
ここもねー、50㎡以上あって、なんでもできちゃうの。
この「なんでもできちゃう」が超厄介でして。
あれこれ選択肢いっぱい
↓
結局、なかなか決まらない
なんとなく方向性は決まったのですが、もう1ヶ月以上ぐるぐると考えてます。
なんだかなー。(苦笑)
おっと。話は逸れてしまいましたが。
民泊のスタイルが決まり、動き始めました。
まずはお役所関係です。
そのお話はまた今度!