一番近いコンビニまで、歩いて5分。トイレは早く設置したい!
タイル貼りの作業には、どうしても「乾燥」に時間がかかります。タイル接着後の乾燥に24時間、目地埋め後の乾燥に24時間と、作業時間以外に48時間かかる計算!
なので、撤去から最低期間の中3日間でタイル貼りを完成させたいと思います。
水回りリノベーション第一弾の全体スケジュールはこんな感じ↓
トイレ&洗面所の壁(繊維壁)の壁剥がし
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トイレの天井、壁のペンキ塗り
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既存便器と既存洗面台の撤去
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トイレの床のタイル貼り
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便器&便座の設置
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洗面所の天井&壁のペンキ塗り
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洗面所の壁面のタイル貼り
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洗面所の設置
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洗面所の床の底上げ
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洗面所のフロアタイル貼り
目次
タイル・オン・タイルとは
タイルオンタイル(タイルonタイル)とは、 既存のタイルを剥がさずに、その上からタイルを重ねて貼る方法 です。
メリットは、もちろん剥がすコストがかからないこと!ですが、そのデメリットは、もともとのタイルが凸凹していると仕上がりが悪くなること、タイルの厚み分出っ張るので、ドアなどある場合は注意が必要になったり、と仕上がりが完璧にいかない可能性が高くなります。
メリット:コストがかからない、作業が簡単
デメリット:もともとのタイルに凹凸があると、上に貼ったタイルはさらに凹凸が出る
私は東京の工務店さんに「タイル」を使っていかに「安く」仕上げたいことを相談したら、この「タイルonタイル」のやり方を教えてもらいました。調べると、DIYerの先輩たちも、それなりに挑戦されている方々がいましたね。
タイル専門店タイルライフさんで、詳しく施工について書かれていたので、読み込みましたよー
仕上がりに完璧さを求めなけらば、DIYでなんとかできるかも?!
特に、トイレは面積が小さいので、ここで無理だったら、別の手段を考えよう。とりあえず挑戦してみることにしました!
ちなみに。
仕上がりに完璧さがでないため、工務店さんの中には、この工法を嫌がる方もいるようです。現に、私はお断りされました・・・。美学、美意識がある社長さんなので、いまではその気持ちがわかりますね。
超強力な接着剤と悪戦苦闘
タイルの上にタイルを貼るワケですから、一番大事なのものは接着剤。絶対に剥がれ落ちない、強力な接着剤が必要です。ホームセンターにもいっぱい売っている接着剤。どれが良いか、本当に迷いまくりました。
実は、トイレにタイルを貼る前に、練習としてキッチンのシンクにタイルを貼ったんです。その時に使った接着剤。ガチガチに固まったように思えるけれど、本当にこれで大丈夫なのか、素人だからこそ不安は残ります。
「タイルonタイル」の施工法を詳しく載せていたタイル専門店タイルライフさんで、その「タイルonタイル」に適したおすすめ接着剤として、この「バンノー」が販売されていたので、そちらを20キロ購入してみました。
これは 2液混合タイプの接着剤 。ピンクとブルーのモコモコした液体を混ぜ合わせると・・・グレー色になってどんどん固まり始めます。
とにかく超強力!
春先でしたが、40〜50分でガチガチに固まってしまいましたよ。
だから、道具はもちろん使い捨て。
手についた時なんて数日つきっぱなしでした・・・(汗)
硬化が早いので、タイル貼りは時間との勝負!
素人だからこそ、事前に念入りにタイルの割付を考えておきました。それでも、やっぱり「もたもた」してしまいます。なので、少し接着剤を塗ってはタイルを貼る・・・という作業を繰り返します。
いっぱい失敗してきましたが(笑)、タイル貼りで大重要だったこと。それが
接着剤をくし目コテで薄く薄〜く伸ばす!!
特にモザイクタイルは厚みが薄いので、接着剤の量が多いと、タイルの目地の隙間から接着剤が出てくるんですよね。そしたらもう地獄絵図まっしぐら。ひたすら、余分な接着剤を拭き取る・・・ベタベタ地獄が待ってました(笑)
なお、この2液混合接着剤は、一度付着したら、水でもシンナーでもなにをしても落ちない!!ちょっと扱いが難しい接着剤です。
<後日談>
タイル職人さんに来てもらい、色々とアドバイスをいただきました。
そしたら、この2液混合接着剤は扱いが難しいから職人でも使わないそう!やっぱりそうか(笑)
もっとお手頃価格で扱いやすい接着剤を教えてくれました!
そちらは「お金の話」でご紹介しますね。あ〜あ、知っていれば、お金も時間も節約できたのにね。
この↑幅広のくし目ゴテは、と〜っても使いやすかったです。何個も買いました(まだ数カ所施工が残っているのでストックしてるほど!)。
後ろにバックしながら、貼り付けていきました。
1cm角のモザイクタイルだったので、配管周りなど配置しやすかったのがよかったです。とはいえ、四隅にピタっとタイルがおさまらない場所が出てきました。
タイルカットです!通常のタイルは陶器製ですが、シチスのタイルはガラス製。ガラスのカットは特殊な切断機械が必要です。
か、買う??買っても、自分でカットできるの??
なんだかオオゴトになってしまってどうしたものか・・・と途方にくれていた時、水道屋さんがいろんな職人道具を持っているのを発見。試しにタイルカットをお願いしてみました。そしたら、なんとカットしてもらえることに!ラッキーです♪
素人らしく(笑)、途中の貼り付けプランの変更で、タイルが足りなくなる事件が起こりましたが。貼れるだけ貼りきりました。貼りきれてない場所は入り口付近なので、トイレが設置された後、後日、追加作業することにします。
目地埋めに必要なものは、ゴムベラではなく、ゴムゴテです!
1日かけてタイル貼り付け作業が終わりました。翌日は目地埋め作業です。
目地材は、水回りということで、防水・防カビが配合されているこちらに↑しました。タイルは1つのサイズが小さくなればなるほど目地材をたくさん使用します。目地材自体そんなに高いものではないので、 目地材は、予想よりも多めに購入する! のがポイントですね。一度足りなくなって・・・面倒臭いことだらけを実感したので、その後は多めに購入してました。
そして。
DIYerの間で「タイルの目地埋め作業」でよく使われているゴムベラ。私も使っていたんですけど、すごく使いずらかったの。でも、こういうもんだって思ってたワケですよ。そうしたら、後ほどタイル職人さんに2日間ほど作業してもらった時に教えてもらいました。
ゴムベラではなくゴムゴテですって。
はい。全然、別物です!
あとで、ゴムゴテに変えてやってみましたが、雲泥の差!
ゴムゴテの方が、全然やりやすいです。幅が広いので早く、そして滑らかに目地材が埋まっていきます。
作業効率、大幅アップしました!
目地の拭き取り・・・タイミングが勝負
目地を埋めてから、水に濡らしたスポンジで拭き取ります。
じゃあ、どのタイミングで拭き取るのか?
この タイミングを見極めるが一番難しかった です。
乾燥がそれなりに十分でないと、目地材が永遠に拭き取られます。
反対に、乾燥がすすみすぎると、タイルの上に残った目地材が拭き取れません。
気温によって、ベストタイミングが変わりますからねー。もうね、本当にたくさん失敗した(笑)。タイル職人さんから聞いたことも踏まえてのポイントは・・・
「タイル表面が薄乾きになったら拭き取る」という作業を何度か繰り返す
「スポンジは上から下へ」が基本。上下に行ったり来たりさせない
タイル表面自体が、指で触ってもサラっとしたら、水で濡らして湿らせたスポンジ(あんまりギュッと水を絞り切らない)で、表面を撫でるように拭き上げます。一回で綺麗にならないと思うこと。表面はザラザラ、目地材は残るものなのです。なので、この作業を何度も繰り返す。
そして、もう一つのポイント。スポンジ自体を上下(左右)に行ったり来たりさせない。せっかくスポンジが目地材を拭き取ったのに、行ったり来たりさせると、それを綺麗な表面にくっつけてしまうから。
この目地埋め作業はあまりにも必死な状態だったので、お写真を撮る余裕ゼロで〜。言葉だけで説明するのは、ちょっとイメージが沸かないかも?
まだタイルの貼り付け作業が残っている箇所があるので、後ほどしっかり写真を撮って説明したいと思います。
もう少々お待ちを♪
新規便器の設置も、プロは早かった・・・
プラン変更のため、中途半端な状態でタイル貼りが完成しましたが(いかにも、素人がやらかした感がありますね・笑)、水道屋さんに便器を設置してもらいましたー!
最新のタンクレスはめちゃくちゃお高いので、一番お手頃なTOTOさんに温水便座を装着してもらいました。
そして、水道屋さんがいるときに、私の得意な「ついで」をお願いしちゃいます。
ホテルで見かけた ペーパーホルダー2個付け 。
やってみたかったの!事前に用意していたペーパーホルダー2個を壁に取り付けてもらいましたー。これはやってよかったことの一つ。おかげでトイレットペーパーのストックは洗面台の下に収納できました!
トイレのドア。交換よりもペイント!
*空家状態だった時。残置物いっぱいです・・・
どんどんとトイレと洗面所が綺麗になっていく中、扱いに困ったものがトイレのドアでした。
これまた昭和の遺物である合板ベニヤ(柄がプリントされてる、ベニヤ板)で作られ、ドアノブもサビサビ。鍵さえも締まりません。
スッキリさっぱりと「ドア交換」したい!と思って、ネットショップで検索してみましたが、昔のドアなので既製品がない・・・。そうなるとオーダーなのですが、これまた、大したデザインじゃないのに良いお値段!
自分で作る?!
そんな考えもよぎり、YouTubeで動画もいっぱい見てみました。
・・・
結論、ムリ!(笑)
だってね、ドア作りってかーなーり手間のかかる作業です。私はそこまでトイレのドアにデザイン性を求めていないし、木工作りは不得意中の不得意。というのも、中学生の時に技術家庭って教科がありましたが、その「技術」の教科で10段階評価の2をとった女です。すぐ諦めました。(笑)
これはもう最後の手段、塗るしかない!
セルフリノベーションをするまでは、電動ドライバーさえ使えなかった私。
で・す・が。
今じゃ、自分一人でドアを取り外し、ドアノブだって綺麗に取り外しちゃえます。
人間。やれば、できるようになるのね・・・。
合板ベニヤは、ニスに塗られた木材と同様に曲者です。こちらは普通のプライマーは使えません(ペンキがすぐに禿げるから)。
解決策はは2つ
・やすりがけ(表面を傷つけることによってペンキが定着する)
・車の塗装にも使われる、劇薬的なミッチャクロンを塗る
実は、このお家は昭和時代にあちこち増築しているので、ほかの部屋でも「合板ベニヤ」がたくさん使われています。工務店さんに相談したら、シンナー臭いですが、換気さえちゃんとすれば問題ないそうなので、ミッチャクロンを使うことにしました。
だってね、ヤスリがけって大変なんですものー。思い切って、巨大な3.7リットル缶を買いましたよ。
もう全部の合板ベニヤを抹殺してやるっ!!
やる気満々です(笑)
ちょうど妹が手伝いにきてくれたので、塗り方を伝授し、一人で全部やってもらいました。
ええ、 素人が素人に教えても、綺麗に仕上がるのがペイント の素晴らしさ。
「こんなに簡単に綺麗になるんだね!」と本人、とても驚いてました。
そして、サビサビのドアノブ。年代物でしたが、ドアノブは結構、規格が変わらないので、市販されてます。
ドアノブ元部分の直径、ドアの厚みなど、細かく調べ、それが一番ピッタリするものを購入しました。
すんなりとドアに装着できる!と思ったのでしたが、やはり一筋縄ではいかないのが古い家(笑)
一箇所、出っ張りがぶつかってしまい、結局、主人にバトンタッチ。ドリルで削ってもらい、彼に付けてもらったのでしたー
最終形、チラ見せ♪
壁の色とドアの色が同じだと、統一感がでますね。ほとんどドアノブ代だけでリニューアルが完成したドア。お値段も仕上がりも、大満足です(笑)。
さあ、作業は洗面所のリノベーションにすすみまーす。