空き家リフォームをしようと思った理由

2017年11月。
湘南に所有する10年空き家だった祖父母のお家をリフォーム/リノベーションすることを決意しました。

湘南にある祖父母の空き家・土地と家で240坪を購入→放置

2011年1月、湘南にあった祖父母の家を購入しました。

土地は、間口が3m程度の旗型の240坪以上。
家屋は、曽祖父の代から住み始めたので、昭和初期に建った田舎の農家の一般的な日本家屋です。

決して欲しかったわけではないのですが、祖母の介護資金の援助にと私個人で購入しました。

正直、当時は気軽に考えていたんです。
何かの時は、売ればいいやって。

私の小さい頃は母が病気がちで入院することも多く、幼稚園時代は祖母に育てられたようなもの。
そんな祖母は、祖父が他界しても最後の最後までその家に住みたがっていました。80歳前半に病気をきっかけに母に引き取られても、祖母が自分でまだ動ける時は母が連れて行って一人で過ごすこともありました。

その後、祖母は90を過ぎ、歩行が困難になった時点でさすがに施設に入りました。
私は祖母がまだちゃんと意識があるうちは(認知症にならないうち)は、湘南のお家はそのままにしておきたいと思い、放置していたのでした。

「売る」にも「建て直す」にもどん詰まる

祖父母の家は、小中学生時代は、夏休みや冬休みを利用して定期的に遊びに行ってました。
縁側に座って、スイカを食べて、花火したり。
シンボルツリーの柿の木は、毎年たっぷりの柿の実をつけたので、柿拾いしたり、その葉っぱでお庭で焼き芋もしましたね。
もちろん、湘南の海へも夏は海水浴に、冬はお散歩がてらに行きました。

それなりに思い出はありますが、だからと言って、その建物や土地に未練も執着もありません。
私もオットも戸建派というよりはマンション派。
母にもお伺いをたてましたが、母からは「好きなようにしていいのよ」と言われました。

なので、祖母の1周忌を終えた頃、「売る」方向で話を進めることにしたのです。
正直240坪以上の土地を維持するのも、税金がすごいのですからね。

で、2015年、2016年と2回ほど契約がまとまりそうになりました。
が!なんと1週間前に契約キャンセル
ええ。それも2回とも同じように、直前で契約破棄になったのです。

その後も、「売り」に出してはいましたが、全く動きがありません。
すでに支払った税金はゆうに3桁を超えてます。

売れないならば、貸す?

2017年7月「建て直し&賃貸」案を考え始めました。
が、こちらも大困難!

間口の関係、所有する土地内には2世帯までの建物しか建てられないという規制があります。早速、数社にお願いして、建て直しで賃貸に出すプランをお見積もりしてもらいました。

結果は・・・シュミレーションすると5年もしないうちに赤字に(苦笑)
何社にも見積もってもらいましたが、どの事業計画の結果はほとんど同じでした。

ど、どうする???

土地の値段を下げれば、売れるのか?

もちろん、ここの話にくるまでに不動産コンサルタントも入れて、十分な広さまで隣接道路を確保できないか、近隣との土地交渉などあれこれと動いたりしました。
が、何をしても、うまくいかない(笑)

やっぱり売却かな〜

2017年8月。
希望金額よりも値下げをし、さらに富裕層を抱えている不動産会社を回って売却依頼をお願いしました。

でもね〜。

全く話が進まず。
広さが広さだけに、どうしても事業用として興味を持つ方が多く、お話が全く進みません。
(土地の形上、2世帯以上建築できませんから、事業にはなりません〜)

売りたいならば、もっともっと値段を下げるべき?投げ売り状態??

そう考えると、さすがに心が痛みます。
祖父母が大切にした家、土地。それを投げ売りしてまで、売るものなのかって。

もう残す選択は2つになりました。

値段を下げて売るか、リフォームして賃貸にするか。

土地の風水鑑定をお願いしてみる

「売る」or 「リフォーム」の2つの選択肢に絞ったのは良いものの、どちらが良いのか選べない日々が続きました。

もうね、どちらの条件も「帯に短し襷に長し」。不動産関係のプロフェッショナルな方にも何度か相談もしました。ですが、どうしてもどちらが良いか決めかねてしまいます。

そこで、風水師の竹内先生に「土地鑑定」をしてもらうことにしました。この結果で風水的に悪い土地なら、心置きなく?値段を下げて売ることができると思ったから。

10月のとある週末。台風が接近している土砂降りの雨の中、先生をお連れして鑑定していただきました。

その結果は

・・・

・・・

・・・

良い土地なので、リフォームして賃貸に出す方が良い

そんなお言葉をいただきました。

<土地は売らない>
やっと、決心がつきました。

民泊新法による「新しい賃貸のカタチ」

リフォームして賃貸に出そう。

そう決意したら、あとは突き進むだけ(笑)
早速、リフォームについて、現在住んでいるマンションの内装を担当してくれた工務店さんにお見積もりをお願いしました。

見積もりを依頼してわかったこと。
それは、空き家のリフォームってものすごくお金がかかること。

もう10年近く住んでいなかった家(それにしては、状態はとても良いと褒められましたが)。一箇所やろうとすると、それに付随してもう一箇所、さらにもう一箇所・・・とどんどんやりたいところが芋づる式に出てくる、出てくる!!

リフォームに投じた資金を、一般的な賃貸物件で貸し出すことによって、本当に回収できるのか?

というのも、湘南という地域柄、20〜30代の若い夫婦が多く、マイカー所有率も高いのです。
200坪と広い土地ではありますが、旗の形をしているため、間口の狭い通路があります。普通自動車はギリギリで、軽自動車ぐらいがちょうどいい。そんな家が本当に賃貸物件と利用されるのか、疑問になってきました。

そこで、賃貸のカタチについて調べ始めた時、民泊新法が2017年6月に成立、2018年6月15日より施行ということがわかったんです。民泊として貸し出しできる期間は年間180日と決められています。

衆議院議案一覧▶︎▶︎▶︎民泊新法(住宅宿泊事業法案)

これならば、趣味を極めたセカンドハウス(別荘)を作って付加価値をつけ、民泊としても貸し出そう!

一気に楽しくなってきました(笑)

2017年11月。
空き家リフォーム/リノベーション計画が始動し始めたのです。

 

 


空き家や実家、相続などで受け継ぐ不動産があるならば、一度査定してもらうと、何かやろうとする時の目安になりますよ!

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